中期流産

流産のほとんどは妊娠初期である12週までに起こります。
(“初期流産について”をタップしてご覧ください)

しかし12週を過ぎたからといって流産が起こらなくなるわけではありません。
この12週~22週に起こる流産を『中期流産』といいます。

中期流産の原因

初期流産の原因のほとんどが赤ちゃんの染色体異常だったのに対し、この時期の流産は主に母体側のトラブルで起こります。

とは言っても、お母さんがなにかしたから流産につながるわけではありません。
子宮に何かしらの問題が起きて流産になるのです。

妊婦健診で早期に問題を見つけられれば、防げることはあります。
しかしこの時期の妊婦健診は4週間に1回など、それほど頻繁には行われないため、処置が間に合わないこともあります。

頸管無力症

中期流産の原因として最も多い。
赤ちゃんの重みに耐えられず、本来はまだ開かないはずの子宮口が陣痛もなく突然開く病気です。

早期に診断がつけば、頸管を縛る手術をして流産を予防します。

子宮筋腫

妊娠中は女性ホルモンの分泌量が増加します。
その影響で筋腫は大きくなりやすくなります。
大きくなった筋腫によって胎嚢が圧迫されます。
このため、子宮筋腫による流産は妊娠初期より妊娠中期の方が多くみられます。

感染

大腸菌などの雑菌や、クラミジアなどの性感染症が流産の原因になることも。
これらが子宮口に感染して炎症が起きることで流産につながります。

早期発見できれば、抗生剤などの治療が効果的です。

赤ちゃんの異常

妊娠初期のころから重篤な問題を抱えていた赤ちゃんも、その程度によってはお腹の中で生き続け、この時期に亡くなることがあります。
この時期は心臓病による死亡が多いといわれています。

流産後はどうなるの?

この時期での流産は、すでに赤ちゃんが大きくなっているので掻爬手術(そうはしゅじゅつ)はできません。
人工的に子宮を収縮させるお薬を使用して、陣痛を起こして出すことになります。

次の妊娠はいつから可能?

月経が来れば可能ですが、子宮内の傷も疲労も大きくなります。
できれば月経を2~3回見送ってからのほうがいいとされています。

京都の長岡京市・向日市のみやもと鍼灸整骨院では、不妊や不育症への効果が医学的に証明されている不妊鍼灸が受けられます。

近年、予防医療として流産への研究もすすめられています。
詳しくは“不育症を予防するナイアシン”をご覧ください。

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