年上男性が好きだとしても、子供を授かるために年下男性をパートナーに選ぶ時代が来るのかも知れません。
僕は1981年生まれ。
妻は1987年生まれ。
うちと同じように男性が年上、もしくは同い年のご夫婦やパートナーの方。
今日ご紹介する内容はあくまでひとつの研究なので、知識として知っておく程度にして、焦らずに妊活をがんばりましょうね!
男性側不妊原因

妊娠しにくい一番の原因は卵子の質の低下にあります。
つまり、女性の年齢が決定的な不妊要素になってしまいます。
しかし女性ばかりに原因があるのかというと、必ずしもそうではありません。
現在では、妊娠しにくい原因の3~5割は男性側に問題があるとされています。
例えば、男性側の原因にはこれらのものが挙げられます。
- 成人になっておたふく風邪にかかった
- 生殖器に炎症を起こしたことがある
- 性器の形の問題
これらは過去の研究結果などからも明らかになっていた男性側不妊原因。
最近注目を集めているのが『男性の年齢も妊娠率に影響する』という研究。
男性の年齢が影響するもの

これまで不妊と男性の年齢についての確かな研究はありませんでした。
男性の年齢が影響する代表的な研究としては、これらのものがありました。
- 生殖補助医療の成績が低下…男性も35歳を越えると、体外受精や顕微授精などの生殖補助医療の成功率が低下する。
- 自然流産の確率が上昇する…男性の年齢が45歳以上の場合、25歳未満の場合より自然流産のリスクが2倍に高まる。
- 自閉症などの発症率が上昇する…男性側の年齢が高いほど、自閉症や統合失調症を発症する確率が上昇する。
特に『自閉症や統合失調症を発症するリスク』については、そのリスクを抑えるために、精子ドナーに年齢制限が設けられるほどに、業界では有名なものになっています。
ただ自閉症は遺伝する可能性があります。
『自閉症の人の場合は晩婚化になりやすく、高齢の父親から自閉症の子が多くなるのではないか?』
という意見も存在しており、今も研究は続けられています。
男性の年齢も妊娠率に影響
年下の男性がパートナーである女性の方が、同い年や年上のパートナーを持つ女性に比べてはるかに妊娠率が高かった。
-アメリカハーバード大学医学大学院
不妊治療を受けるカップルを対象に、延べ約2万周期について調査した研究があります。
2017年7月にスイスで開かれた『欧州ヒト生殖医学会』において、アメリカハーバード大学医学大学院が主導した研究が発表されました。
出生率に最大の影響を与えるのは女性の年齢であるものの、女性が若い場合、相手男性の年齢が大きな要因になることが判明したといいます。
2000~2014年に不妊治療を受けたカップルの出生率を調べた結果、年上または同い年の男性をパートナーに持つ女性の出生率が明らかに低かった。
逆に30歳未満のパートナーを持つ35~40歳の女性は、同い年のパートナーを持つ女性に比べて累積生児出生率が3割も高かった。
(累積生児出生率…体外受精を1周期以上おこなった後に生児を出生する確率)
女性が30歳未満の場合。
パートナーの男性が40~42歳では、男性が30~35歳の場合に比べて出産に至ったのは46%も低かった。
この男性側の年齢の影響は、女性側の年齢が高くなるにつれて小さくなり、女性が40歳を超えると男性の年齢による差はなくなったそうです。
この研究結果から、不妊治療の専門家たちは、
「女性の卵子は年下の男性の精子によって活性化されるようだ。若ければ若いほどいいという意味ではないが、女性が年下の男性をパートナーに持つことに一定の意義がある」としています。
これはあくまで調査結果です。
どのように男性の年齢、つまり精子の年齢が作用しているかまでは未だに研究段階です。
男性の妊活は50歳くらいまでとする研究もあります。
しかし80歳を超えても妊娠して出産しているケースもあります。
今日ご紹介したのはひとつの研究です。
年上だろうと同級生だろうと、この人との子を授かりたいと思えた男性との子供を授かってほしいと思います。
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